冷静に韓国ウォッチを続けているブログ一覧

20年も前なら、ビジネスなどで付き合いの無い限り、「よく分からない隣国」だった韓国も、色々あってある程度関心を持たれるようになっています。 私自身は特に嫌韓ではありませんが、多くの日本人よりは韓国人に触れてきた経験と、韓国のマスコミの言説などの両方から、出来るならあまり近づきたくないと思っています。 但し隣国であり、なんだかんだと関わりが続く相手なのは間違いないので、理解はしておきたい。 そういう考えから、韓国を論評しているブログなどを見ています。

嫌韓の流行りに乗っかって煽るまとめや週刊誌にはあまり興味が無いので、ここで紹介するのは、冷静な韓国ウォッチを同じスタンスで長く続けているブログです。 多分各ブログに共通するのは、理解した上で、批判したり楽しんだりしようとする姿勢です。

犬鍋のヨロナラ漫談

海外駐在の長い日本人の犬鍋さんが、韓国駐在当時から、帰国後の今も続けているブログ。 駐在状況に合わせてタイトルも「犬鍋の韓国便り」「犬鍋の韓国漫談」「犬鍋のヨロナラ漫談」と変わってきました。

犬鍋さんはハンドルネーム通り、韓国の犬鍋(補身湯)が好きです。 他にもいわゆるゲテモノが好きで、ブログにはそれらを体験する色々な記事もあります。

また、言語に対する強い興味を持っている方で、すでにネイティブ並の韓国語はもちろん、タイ語ミャンマー語などを取り上げた記事も多いです。

韓国に10年以上駐在し、現地のディープな現代文化も楽しみ、それでいて韓国社会のおかしな点もじっくり考えており、基本のスタンスは「理解しよう」です。 それはここで紹介している他のブログにも共通です。

楽しく語られる個人的な日常もあり、読んでいてとてもほっとするブログです。

シンシアリーのブログ

韓国人の歯科医師シンシアリーさんが、恐ろしく達者な日本語で投稿しているブログです。

こちらのブログは、今はなき「エンジョイコリア」をきっかけに生まれたそうです。 1926年アメリカで出版された『The New Korea』という併合時代の韓国についての報告書を、韓国語版から日本語に翻訳して公開するために、ブログという方法を選んだようで、詳しくははじめに・・・|シンシアリーのブログにあります。

その後は韓国人から見た韓国社会の分析を中心に、日本人では中々知れない韓国の風習や日常を紹介するなど、かなり精力的に投稿していました。 外国に向けて出身国の問題を突く場合、反動からなのか、やたら卑下したり全否定する場合もあります。 でもこの方の場合、基本的には韓国への愛を前提としているためか、見ていて気持ち悪くなりません。

そしてとうとう、日本語で韓国論を出版するまでに。

韓国人による恥韓論 (扶桑社新書)

韓国人による恥韓論 (扶桑社新書)

大分売れ行きも良いようなので、今後日本語で韓国を論評できる韓国人として、もっと著名になっていくのかも知れません。

それにしても、短期間にここまで日本語が上達するのは凄い。 駄洒落やその他ジョークを日本語で書こうと努力し、また交流し続けていることが大きいんでしょうか。

Korea Economic News by KANI

2chに露出しているらしい、KANIさんのブログです。 タイトル通り、韓国経済を専門に取り扱っています。

韓国マスメディアの経済関連記事の翻訳と、それに基づく韓国経済の論評が主なコンテンツで、「週間韓国経済」という仮想雑誌の表紙画像を使った"まとめ"も、定期的に投稿されています。

嫌韓大好きな人たちのように、「韓国経済崩壊!!」などと願望丸出しの頭の悪い話は一切無く、淡々と韓国の経済あるいは関連する政治や社会の状況を分析されています。

tsujimoto blog

辻本武さんという方のブログで、韓国や在日朝鮮人の話題以外に、歴史全般の論考などもあります。

部落解放同盟と深く関わった経験から、差別を利権化することへの強い批判を持っています。 在日韓国人にもそのような事例があり、被差別という社会的位置付けでの共通点もあって、色々と言及があります。

楽韓Web

ブログ名や自己紹介の通り、「韓国に関する話題を面白おかしく、韓国の文化背景を含めて解説してしまうサイトです」。

茶化すことも多いですが、かなりの長期間、一貫して韓国という国を楽しんでいます。