普通は買っちゃう食品を自家製する

「いや、それわざわざ手作りするより買ってきた方が早いでしょ」という食品こそ自家製が楽しいものです。

そこそこ料理が好きな人でも手作りを躊躇する、あるいは考えもしない食品には幾つかの理由があります。

  • 製造そのものの難易度が高い
  • 材料の入手が困難
  • 自家製に食品衛生上の危険が伴う
  • 製造が禁止されている
  • 規模が大きくないと成り立たない
  • 多大な労力を必要とする

例えば生ハムやその他の肉の生食用加工保存食品は、「製造そのものの難易度が高い」「自家製に食品衛生上の危険が伴う」が問題です。 チーズの場合はそこにレンネットの「材料の入手が困難」が加わります。 酒類は当然「製造が禁止されている」ですが、「規模が大きくないと成り立たない」や「自家製に食品衛生上の危険が伴う」もあります。 まあ大抵のものに「多大な労力を必要とする」が付きますが、これは市販品を購入するのに比べた場合であって、実際に掛かる手間はピンきりです。

それでもそういう食品を自家製しようとする者にとっては、上記の理由を乗り越えること自体が楽しみでもあります。 もちろん法的な禁止は乗り越えちゃいけませんが、それ以外は自己責任さえ受け入れれば、なんとかなります。

私は色々と自家製するのが好きですが、インターネットが無ければ、そう多く実践していなかったと思います。 同好の士が山ほどいて、皆が情報を公開してくれるからこそ、単なる個人が楽しみのためだけに、普通は買っちゃう食品を自家製できているわけです。

そういった情報への恩返しと、自分の備忘録も兼ねて、自分が作ってきた自家製食品の作り方や感想、自分なりのコツなどを徐々にまとめてみようと思います。 但しあまり記録をとらない人間のため、写真も少なく、おおまかな文章主体です。